ペットが亡くなったら

生き物は死後、体内の化学変化によって、筋肉が縮み関節が動かなくなる現象「死後硬直」が起きます。死後硬直は、思っているより早く、手足から腹部、頭部といった順序で広がっていきます。遺体を放置しておくと、前・後肢がつっぱったまま硬直してしまい、棺に収まらなくなる可能性があります。ペットがなくなられたら、前・後肢を胸の方へやさしく折り曲げてあげてください。

毛のあるペットの場合は、毛並みを整え、まぶたや口を閉じ尻尾を整えておきましょう。お湯で湿らせた布などで、頭部、顔そして全身をやさしく拭き取ってあげてくださいます。

亡骸から体液が滲み出す場合がありますので、あらかじめシートを敷いて、口や肛門周辺をガーゼで拭き取ってください。暑い季節は遺体の痛みが早い為、腐敗を抑えるため、保冷剤をタオルにくるんで腹のあたりにあたるようにしてあげると、一定の効果があります。15度を下回るような場合は涼しい場所に安置していただけましたら保冷材がなくても1~2日は大丈夫です。

• 写真立てにお気に入りの写真を飾る。
• 生花・お水・ローソク・お線香を準備。
• お棺（ダンボール）の下にビニールを敷き、愛用していた食事の容器など普段通りに置く。
• 生前愛用していた物を一緒に飾る。

人間と違って動物には型式がありません。お通夜というと大げさになりますが、火葬する前に自分の心が納得、満足するように充分にお別れをする事をお勧めします。弊社で用意する、お通夜・葬儀セット以外でもご自宅にある物で充分に用意できます。（箱・ダンボール・写真立て・ローソク・お線香・お花など）